talbot one spruce kit
ご購入ありがとうございます。
さて、作られるにあたって一つ悩むところがあります。
それは…
塗装するのか? しないのか?
今回のスプルースモデルは
左のように塗装しなくても音質が良くなるように板の振動を内部で調整しております。
右のように塗装されると音が少し締まります。
実は塗装が一番難易度が高いため、
塗装を省いてもいい音が鳴らせるように考えさせていただきました。
塗装をされる方は、好きなカラーを塗られて楽しんでいただけるといいのですが、
シュラックニスなど硬化すると固くなるような塗料を表面に塗ると、高音が伸びる傾向にあります。ただし曲によっては高音がきつすぎる傾向になる場合も出てくるみたいです。
付属のスピーカーユニットはスーパーツイーターのような高音までカバーしますので、水性塗料だけでも十分かと思います。
塗装される方は是非 前のモデル(plywood kit)の塗装方法などご参考ください。
talbot one plywood kit 作り方 (old model / previous model) – talbotone
追記 木目について
天然木で制作しているため、薄板からスピーカーの材料をとっていくのですが、どうしても木目にばらつきが出てきます。なので塗装されるのを前提とされている方には木目は気にならないと思うのですが、無垢で使用されるのを前提とされた方でどうしても納得の行く木目の個体ではなかった方ご連絡ください。 在庫の中からですが、できるだけご希望に添えるようにしたいと思います。
木の収縮によって万が一接合部が離れている箱がございましたら合わせてご連絡ください。交換させていただきます。
では作り方。
塗装のない左のパターンで解説します。
以前のモデルより箱ができてしまっておりますのでとっても簡単になっています。
スピーカーユニットの接続
まず最初にスピーカーターミナルを箱の後ろにねじ込んでいきます。
(6月納品の20個のなかにターミナルの入れ忘れがありました。 すぐにお送りいたしますのでこちらまでMAILください。 お手数おかけいたします。)
少し力がいるかもなのですが、きつい場合はターミナルのベースのみをなにか棒を入れて回すと入っていきます。
次 スピーカーユニットの接続です。
今回は取り付けしやすいように スピーカーケーブルに余裕をもたせています。
このように左が黒の印がある線(プラス)になります。
スピーカーターミナルが奥までねじ込まれていると
引っ掛けることができます。
これをスプリングワッシャー+ナットで止めていくんですが。
一つ工具が必要になります。 ナットを閉める過程が少し奥なので専用工具を入れさせていただきました。
付属の7mmのナット回しに
ナット2個+スプリングワッシャーと入れてください。
最初のナットは底上げのためのナットで、これを入れることで簡単にナットがネジに入っていきます。 補助ナットなので最後一つ余ります。
締めすぎるとターミナルをちぎってしまう可能性があるため力加減十分ご注意ください。
(もし締めすぎてターミナルの金属が折れた場合 すぐメールください。
無償で部品送ります。)
ナットを一つ入れ
2つ目のナット
最後にスプリングワッシャーです。
スピーカーターミナルのねじを締めていきます。
一緒に回ってしまう場合は ターミナルの穴になにか差し込んで一緒に回るのを止めましょう。
この穴になにか差し込んで回転を止めます。
2つとも止まりました。 しっかりとスプリングワッシャーが平らになるまで止めてください。
底上げのナットは一つ余ります。 もう使用しません。
この時点でアンプと接続し、音が鳴るか確認してみてください。
接続参考例
※ミニジャック端子で繋がれてノイズが出る方は隣の赤白のRCA端子につないでください。
スピーカーユニットの接着
※ talbot oneは スピーカーユニットとパッシブラジエターを接着して制作するのですが、もし接着に抵抗がある方や様々なユニットを試されたい方は両面テープやマグネットシートなど様々な方法試してみてください。密閉性さえ保てればそれで可能だと思います。両面テープでテストされて良ければ接着などあとからでも良いかもです。
こちらの記事御覧ください。両面テープの接着方法テストしております。
エポキシ接着剤はゴムの接着が程よい感じなので後でゴムのパッシブラジエターを剥がすことが可能です。
付属のこちらの接着剤を使用してください。
2液をそれぞれ出し、混ぜていきます。
付属の接着剤の容量が少ないため、この分量よりもう少し少なくてもいいです。
これの半分ぐらいの量を使用しながら足りなくなったら継ぎ足して混ぜていくと言う感じでやっていただけると問題なく付属の分量ですべて作れると思います。30分硬化時間がありますのでゆっくりやって頂いて大丈夫です。
立ち上がりのところは多く フランジの部分は半分ぐらいに塗っていくと
はみ出さずきれいにいきます。
立ち上がりの部分は多めに塗ってください。
ユニットを斜めに入れ
これは塗装した場合の写真ですが、このように斜めにアプローチしていただけるとすんなり入ります。
このようにスピーカー面が上の状態で硬化させます。
スピーカーユニットが硬化し、接着が終わったら 次はスピーカーを立ててください。
また硬化剤をまぜ (これの半分ぐらいを混ぜて足りなくなったら継ぎ足し)
今度は上部から隙間を埋めます。
このように上から隙間を埋めると接行強度が増します。
次はパッシブラジエーターの取り付けです。
付属のヤスリで少し接着面を荒らしておくと接着されやすくなります。
忘れても問題ございません。
このように輪郭を一周するようにエポキシ接着剤を塗っていきます。
エポキシ系接着剤はゴム系には接着力が弱く、あとで中を見るなどパッシブラジエーターを外すことが可能で、パッシブラジエータのゴムも再利用可能です。
センターに載せるだけです。
竹串の後ろなどでトントンと接着面を叩くと
接着剤がはみ出てきますので
このようにはみ出た接着剤は竹串や爪楊枝で除去してください。
シンナーや薄め液ではみ出したものを拭き取っていただけるとベストです。
テカテカと少し光沢が出てしまったところは付属の320番手のヤスリで削ってもらえると全くわからなくなります。 とにかくエポキシ接着剤は凸のまま残すとそのまま残るため爪楊枝などではみ出したものを除去していたけると綺麗にできます。
パッシグラジエーターのぐるりをめくれないか確認してください。あまり強く引っ張ると剥がれてしまうためご注意ください。
密閉型スピーカーなのでなるべくエアーが漏れないほうが好ましいです。
インシュレーター 土台の作成
土台の足になる木の斜めの部分に、接着剤をつけてください。
それを7cm角のスプルースのベースに接着するだけです。
接着剤の力だけでこのように立ちます。
95mmぐらいの開きぐらいがちょうど良いかと思います。
一つ完成るすともう一つは並行して制作されると開き方を合わせやすいです。
30分で硬化しますので、それからスピーカーを上に置いてください。
地面とは3点で設置するようになっています。
お疲れ様でした。
これで完成になります。
アンプへの接続方法がご不明な方は旧talbot oneのページの下の方をご参照ください。